端島(軍艦島)関連

市立図書館に登録すると、オンラインで市内の全蔵書が検索できる。
試しに、
検索ワードに
”軍艦島”
と入れてみた。
出てくる出てくる。
どれから読もうか悩んだけど、実際に島で生活していた方の手記を手始めにと2冊えらんだ。
003_20160314145320146.jpg
軍艦島離島40年 の著者は軍艦島を世界遺産にする会発起人 坂本道徳氏。
端島は炭鉱の所有者、三菱のものである。
島全体が企業に所有権があるってのも理解しづらかったし、
炭鉱で働く人だけが、単身赴任的に生活しているのかと思っていたから、
人の生活に必要な病院などの施設ももちろんだけど、
小中学校、保育園まであったってのが、不思議でしかたなかった。
働く人だけがそこにいても、生産性があがらない。
つまり、
自分の生活に満足できれば、それ以上働こうと思わなくなっちゃうので、
家族をそばにおいて、生活のための勤労意欲を高めさせるってことなんだって!
筆者もそうして働き手のお父さんと一緒に島に渡ったのですね。
ついさっきまで人がいた気配の写真。
時間の経過が朽ち落ちていく外壁で見て取れるけど、
なぜそんなに急に人がいなくなることになったのか。
人の息遣いが聞こえそうなアパートの一室に置き去りの家財道具は、
生産コストがかかる石炭から石油へシフトするエネルギー税策で、閉山が決定し、
ほんの数か月で、島に住む全員の撤収が決められ、
いつか戻れると期待した住人が生活物資をそのままに離島した住居もあり、
当時の最新家電たちが埃にまみれ、割れた窓ガラスからの風雨にさらされ、
物悲しさをいっそうかきたてられる写真の数々。

自分的な大きな疑問が解決され、冷静に写真を見直し、文章を読み返した。

近代日本を支えてきた端島炭鉱の
世界遺産認定
これによって、崩壊寸前の建物の保存が期待できる。

か?

と筆者がくくっている。
膨大な予算はどこから調達されるのか。
後世に残す主導権は誰がもつのか。

ざわついた心のざわつきがどこからきているのかやっと見えてきた。
自国自給自足エネルギーを放棄した証が端島なんだろうな。。。



出会い

自宅近くに市立図書館がある。
出来立ての時は、
とても設備の整った蔵書の充実した図書館
ってことで新聞なんかでも取り上げられていた。
道路に面した大きなガラス越しに、ゆったり読書に励む人や、勉強にいそしむ若者が見えた。
土足厳禁のじゅうたん敷きの一室では、小さな子向けの読み聞かせ会があったりした。
ウチもその会に参加してみたいものだ。
あわただしく子供と過ごしていた毎日のなかで、ほっとする時間を過ごしてみたいものだ。
娘が学校の授業で調べ物があるから。
なんて1度だけ、足を踏み入れたことがある。
シーンとした室内。
どんな小さな雑音もゆるされない、ひそやかな空気。

活字がワタシを呼んでいる。。
借りたい、借りたい!
読みたい、何か読みたい!

でも、
借りたとして指定の15日以内に読んで返せるの?
読みだしたら、あっという間で大丈夫。
でも、ほんの10分、15分のまとまった時間も、一人の時間がないよ。
借りたとしても、期限内に読破して返せる確証はない。


目の毒、目の毒。
借りても、読めない。

高校時代、休み時間ごとに図書室に入り浸っていた。
友人が作れず孤立していた休憩時間を過ごすため、図書室に逃げ込んでいた。
創立3年目の図書室の本は新品ばかりで、真新しい未記入の図書カードばかりだった。
空間が目立つ本棚は卒業の頃は、ほぼ埋まっていた。
そして卒業のころ、友人との談笑に忙しく、図書室に向かうこともなくなっていた。

あのころ、活字に自分の行き場を得ていた。
あのころ、思い悩んだ時間を活字に助けられた。

そして今、出会ったこの三冊。
009.jpg
生きるヒントを与えてくれるだろうか。。。

軍艦島入門

軍艦島

その名前を初めて聞いたとき、旧日本軍が軍艦を制作していた島だと思った。

「ほんとの名前は端島っていうんだけどね。
見た目が軍艦みたいだから、そう呼ばれるようになったんだよ~」

許可を得たクルーズ船に乗り、海が荒れていれば上陸はかなわない。

???

軍事オタク(?)のA氏が”今度行ってみたいんだよね~”なんてつぶやいていたのを、
なんとなく聞いていた。

軍艦 見た目 上陸許可

妄想がムクムク膨らむワードが頭の隅に残った。

画像 映像 として次に”軍艦島”を見たのはいつだったか。
富岡製糸所が世界遺産に登録決定された前後だと思う。

軍艦島 世界遺産なるか

確かそんな特集だったと思う。
海に浮かぶくすんだ色のコンクリート。
島と呼ぶには不似合いな風貌。要塞といったほうがにあう。
アップになった崩れかけの建物に絡みつく雑草。
くすんだコンクリートは昭和以前に建てられたアパートで、
割れた窓ガラスの枠はコンクリート構造なのに木枠で、これまた不似合。
不似合続きの画面に釘付けになった。
なんで、こんなんなちゃったの?

ふらりと立ち寄ったショッピングセンターのショップ。
流行りの雑貨にまじって懐かしいキャラクターを今風にアレンジしたものが棚からあふれる。
最新のコミックだけでなく、新鋭作家の新刊も並ぶ。
若者の心を鷲掴みにする新型スマートフォンのカバーやパーツなどなど。。。
一貫のポリシーがあるようなないような、不思議な品ぞろえのショップ。
若者じゃないけど、話題になっているものを見たくてよく立ち寄るショップ。

そのなかで、
臨海工業地帯の夜景を写した表紙の山のとなりに、
この本があった。

再会してしまった。

026_20160314152022679.jpg
ぬおぉおおおおおっ!!!!

見つけた瞬間、人目も気にせず叫んでしまった。
店内のBGMのおかげで叫び声は誰にも気づかれず、隣にいた娘にだけ届いた。

わーーーっ!
なんか惹かれるよね~~
わかる!


荒涼とした風景に生活していたあとが見え隠れする。

この写真にさー、どんな人が住んでたとか想像しちゃうよね~

娘と共感しあい、
なぜ、こんなにも惹かれるのだろう。
疑問が大きく膨らんで、
ためらうことなく手に取ってレジに向かった。
なぜ、この風景を忘れることができないのだろう。
理由を探しにこの本に向かおう。



最近の記事
最近のコメント
月別アーカイブ
カテゴリー
リンク
末ママつぶやきなう
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

フリーエリア
RSSフィード
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索