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遺品

昨年亡くなった義理父はとても多趣味でした。
前に書かせてもらった能面ももちろんですが、
私が嫁になってから知っているものでも、
陶芸、レザークラフト、バードカービング
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特にバードカービングはもともと小鳥が好きなことも有ったようで、
どんな風に作るのか私にとてもくわしく説明してくれました。
義理父はきっと、私が興味を示したら教えてくれるんだろうな。
でも四角い木から、こんなやわらかい線の形を削りだすなんて、
私には絶対出来ない。
義理父の説明を頷きながら聞いても、それだけになってしまいました。


病院を退院し、在宅看護になったとき、伯父夫婦がお見舞いに来ました。
伯父たちの話題は一緒に行った旅行先でのことでした。
そのなかで、美術館でとんぼ玉を見た話になりました。
「あのあと、とんぼ玉教室に通って作ってるんですよ。」
同席した私に義理父は2階の部屋から取ってきて欲しいと。
言われるまま机の引き出しを開けると、そこには綺麗なとんぼ玉がありました。
これをすべて義理父が作ったの?
伯母と私でその一つ一つを大事に見せてもらいました。
「好きなの持ってっていいよ。」
えっ?
女ってどうしてこうもキラキラ光るものが好きなんでしょう。
伯母と一つ一つ手に取りながら、その中の一つを選ばせてもらいました。

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「本当に、おじいちゃんが作ったの?道具持ってるの?」
地域の公民館の文化教室に通い始め、有名な先生について習っていたようです。
え~~私も作ってみたい!!
そう、私も一度だけ、ツーリングで泊まったペンションで体験したことがある。
一度だけだったけど、また作ってみたいなぁ。
とネットで検索してみたりしたこともあったのです。
道具があるなら教えてください!!
そう義理父にお願いしました。
「使っていいよ。」
私の食いつきぶりに義理父はとても嬉しそうでした。
でも、このことは義理母には内緒にしていたようです。
「そんなガラス玉を作る教室にも通っていたの?」
と呆れつつびっくりしていました。

義理父がなくなってから、もらったとんぼ玉を身につけられるよう色々と探しました。
よくある革ひもに通すのはどうしてもなっとくできなかったので、
近くの手芸屋さんで探してみたりしていました。
これも何かの縁だったと思います。
義理父の故郷の市内に、とんぼ玉専門店を探し出しました。
帰省の折、そのお店に出向いて、店員さんにアドバイスをもらって、
この形に落ち着くことができました。
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義理父の残してくれた道具を使わせてもらって、
去年の秋から教室に通っています。
義理父の作品がいかに難しいか痛感しました。
何事もとことんまで追求する義理父。
生きている間にこの事を知って、教えてもらえたら、本当によかったのに。
そう思います。

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