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30年 いまだ衰えず

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専門学校入学教材一式の一つだった裁ちばさみ。
表面はさびて悲しい感じ。
名札替わりのリボンも日焼けして手垢がついて、茶色に染まってる。
錆は仕方ないにしても、ちょっと汚らしくなったリボンは、今はもう必要ない。
なのに外せないでいる。
生まれて初めてのアルバイト先で買ったリボン。
(昔話)
そして切れ味は、いまだ衰えず。
うすーく専用油をぬったりなどメンテナンスをしなきゃいけないんですけど、
次に切る布に油がついちゃいそうで、手元に来てから一度もしてません。
気を付けることといえば、

布以外の物は絶対に切らないこと。

これは実家の母の言いつけです。
母親も洋裁学校に通っていたので、その方面の知識は深いのです。
物心ついたころから、母親の裁縫箱で使っていいはさみは握りばさみだけでした。
幼稚園児の切るものといったら、リカちゃん人形のお洋服を作るためのハギレ程度なんですけどね。
母の言いつけを守りつつ、それでも、あの、
ざくざくざく
じょきじょきじょき
はさんだ布を逃がすことなく、一気に切れる切れ味を経験したいと思ったものでした。
小学校高学年になって家庭科で使う裁縫道具の一式に、収まる長さの裁ちばさみがありました。
刃渡りは10cmちょっと。母の言う通りかたくなに布だけ切るワタシ。
見渡せば、なにも気にせずなんでも切る人もいたのですが。。
そんな風に気を付けていても、寿命は短い。
はさんだ布が切れずに逃げていくようになるのはあっという間でした。

高校卒業して、この職種で生きていく。
そう決めた専門学校で、やっぱり布以外切らずにいた。
教材には型紙用の紙切りばさみがあった。
布。紙。
はさみを使い分けするワタシを同級生は不思議がってた。
布?紙?
使い分けする同級生とは仲が良かった。
価値観が同じ
価値観が違う
ってことで遊ぶ時間も違った気がした。

たかがはさみ。
されどはさみ。
錆が気になって新しいのがほしくなった。
錆に埋もれた銘を必死で読んで検索したら、
びっくりする値段が現れた。
教材一式がいくらしたのか把握してない。
30年を超えても切れ味が衰えないってことは、一生ものってことなんだよね。
高額な学費を費やして卒業して、その職種では生業を立てていなくて、
親には本当に申し訳ない。と心の中で頭を下げるのです。
あの頃を思い出して、何かにいそしむ時間を作っている今日この頃でした。

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