ふたり

私にとって唐沢寿明さんはトイ・スイトーリーの
ウッディ~~~イ
か、
白い巨塔の
財前君
なのだけど。
この人と、山口智子さんの”ふたり”のプライベートが気になって借りてみた。
去年のいつだったか、山口さんの雑誌のインタビュー記事で
生まない選択
って書かれてたのが気になって借りてみたのだ。
唐沢さんの半生記、下積み時代から”愛という名のもとに”のオーディションで主役を勝ち取った裏話が書かれていた。
私はこの”愛という名のもとに”ってドラマはリアルタイムで見ていない。
あのころ私の周りでは、このドラマの話題で持ちきりだった。
チョロが自殺した翌日は開店前の掃除時間から、
「チョロがさ!」「なんで自殺?!」「ちょろ~~~!!!」
フロアのそこここでしゃべりあうスタッフたち。
(あんたたちの友達か?!)
と冷めた目で見ていたものだった。
どこが面白いかわからない。
オープニングの浜田省吾の歌は素敵だけど、
♪だれもが~ぁぁああ owooowooo♪
と聞きほれてほかの番組を見る木曜の夜だった。
あーそうか、そうなんだ。
唐沢さん演じる青年の清潔感あふれるお坊ちゃま役が、どーしても好きになれなかったんだ。
オーディションで受かるため、不本意な白いポロシャツとチノパンで挑んだ。
そこを読んで納得した。
なんか取ってつけたみたいなその役どころが、
そぐわない
なんて思ったんだ!!って今更思うのはこじ付けかも~~~
家族内で葛藤の多い少年時代を過ごした唐沢さんが、
唯一心を許せると、親交を深めた山口さんも、複雑な家庭環境で成長したとあった。
おやになりたくない
子供を産んで育てる人生を望まない
衝撃的な言葉だな。
私も若いころ、こんな自分が人の親になんてなれない。
そう思っていたけど、それは伴侶によって変えられた。
山口さんに惚れ込んで、山口さんの希望をかなえることが自分の喜び。
なんてことが書かれてた。はい、ごちそうさま。
「三度も言わせるなーーーーーーっ!!!」
つい最近、花山さん(byとと姉ちゃん)が叫びました。
私が唐沢さんに求めているのはコレコレ!
伴侶の山口さんと出会えた朝ドラに恩返しで出演しました。
なんていうおのろけ。ハイハイごちそうさま!
家族(父親)との確執から家出をして、自分の意思を曲げて受かったオーディションで一躍脚光を浴びた。
白いポロシャツにチノパン。
清潔路線を進言したのは私も好きな浅野ゆう子さんなんだって。
トレンディドラマの女王の進言ならば受けないわけにはいかないよね~~~
自分の意思を押し通し、それまでのイメージのまま進んでいたら、
スーツアクターっていう仮面ライダーの中の人やエキストラのままだったかもしれないの。
人生の転機は自分が納得できなくても、人のアドバイスを受け取ること。
なのかなぁ。