芥川賞受賞作品

手元に届いてから5行読んで、
「これはのめりこみすぎる。今読む時期じゃない。」
と、大事にしまって1ヵ月弱。
今朝、続きを一気に読みました。
芥川龍之介って苦手なんです。
蜘蛛の糸
が、嫌いなんです。
蜘蛛が嫌いなのももちろんだけど、
道徳の教科書に載ってて、主人公の行動を読み解くとかって授業で取り上げられて、
主人公がつかまっていた蜘蛛の糸が、切れたのはどうしてでしょう?
蜘蛛の糸が切れないようにするためには、どうすればよかったでしょう?
なんて正解を求めるディスカッション。
空想の世界の話で、道徳の授業かよ!
ばっかじゃね!!
と捻くれた小学校高学年の自分。
純文学って何!!!??
傑作でもこんな風に切り刻まれちゃって、せつないじゃん!
って拒否反応が出ちゃったのです。
いつか文壇デビューして印税でのうのうと暮らしたい。
なんて願望野望妄想をしていた私。
それなのに受賞作品を読んで学ぶ姿勢をとらない私。
ワタシって感化されやすいから、感動した文体をまねちゃうの。
まねっこどんどんはよろしくないでしょ。
だから、読まないの。
なーんて、こじつけてきました。
でもね~
今回だけは、絶対読みたかったんです。
絶対、読んでおかなきゃいけない作品だったんです。
去年、受賞の又吉さん(こちらも未読です)もそうだったけど、
空想を描いた小説なんだけど、実体験、現実の生活から作品へつなげてもいいんですよね。
って背中を押してもらった気がしたのです。
書きたい
ってしたためたネタ帳には、ネタ満載。
犬にかみつかれた話を友人にしたら、
「そんなやつ、滅多にいねー」
と苦笑されてから意識しするようになった。
谷に落ちた時も、
「良い経験をしましたね。自慢にしなさい。」
とある人に励まされた。
ごく一般的じゃない人生経験豊富なワタシ。
そんな経験を膨らませて、絶対後世に残すのじゃ!
人生50年。
充分生きました。
いつ死んでも悔いはありません。
去年の誕生日にはそう思った。
NHKの探検バクモンって番組で、
劇団四季のミュージカル ライオンキングの裏側っての見て、いつかは見たいと思っていたことを思い出した。
これを見るまでは死んでも死に切れん!
と思った、今年の51回目の誕生日近辺。
芥川賞受賞最高年齢の方を見つけて、
長生きしたいぞ!
と思い直しました。
いくつになってもスタートはキレる。
日々勉強、精進、ネタ探し。
生きてるって楽しいぞ。